歌唱/花譜
作詞・作曲・編曲/カンザキイオリ
映像制作/佐伯雄一郎
イラスト制作協力/PALOW
排気口から香るラーメンの匂い
学校帰りによる駄菓子屋
大層な風景はない
私は普通の人季節は巡る
雨が雪になって干上がって
知らない人と繋がりあう時代に私はいる
春風巡る
私の歌が誰かの風になる
誰かの風景を塗り替える
それが嬉しかった人生だとか青春だとか
不条理に思うことなんてなかった私が歌を歌うのは
歌が好きだったってわけさ
好きなものを
好きなことを
好きでいることに理由はいらない
だから私は歌うのだ
名前のない花が咲いた
あなたが知らなくたってどうでもよかった
でもあなたがいるから私は私になれる雛鳥は泣く
儚い日々が誰かの涙になる
断ち切れない糸が絡み合ってそれを恋と語った「忘れてしまえ」
私は私の日々を優先して
溶けきれない雪のようなあなたの声でまた咲いた人生が続いてく
青春が変わってく
その全ての裏側であなたの言葉を聞いた私が歌を歌うのは
それが楽しかったから
辛いことも
嫌なことも
何も考えてないだけさ
だから私は歌うのだ
そして不可解な花になる
季節を巡るにはあなたが必要だった
私が知らない私がきっと
まだどこかで眠ってるあっという間に世界が変わる
人生が秒速で塗り替わる
青春は風になる
そこで生きるあなたと感情が混ざり合えばいいな何もしれないあなたと生きてみたいな
あなたとならもう怖くはないな私が歌を歌うのは
歌が好きだったっからさ
好きなことを
好きなように
好きでいることに理由はいらない
だから私は歌うのだ
私は私になるのだ
名前のない花のように
不可解な私たちはきっと同じ
もう何も怖くはないさ